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エイズの初期症状と感染検査

エイズとはAcquired Immunodeficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)のことです。HIVウイルスに感染した状態はまだHIV感染であり、症状は殆どありません。長い潜伏期間を終えると、HIVウイルスは、T細胞を破壊し始めます。体内の免疫を司るT細胞が破壊されることにより、健康な人間なら全く影響を受けないようなウイルスにも抵抗できない状態となります。この免疫不全の状態が後天性免疫不全症候群、つまりエイズの症状なのです。

エイズ(AIDS)の初期症状

HIVに感染してから数週間すると熱やだるさなど、風邪に似た症状が現れます。しかし、この段階ではエイズ症状ではない為、エイズ検査をしない限り自覚できる人は殆どいないと思われます。

HIVへの感染直後の症状が自然に治まると、人によっては数年以上もの間、エイズの症状らしいものは症状は現れません。この間に、HIVウイルスは体内で増殖を繰り返しています。

HIVウイルスは潜伏期間を終えると、ついにエイズが発症してしまいます。体内のT細胞は徐々にその数を減らし、だんだんと免疫力低下による症状が現れはじめます。

体重が減る、だるい、発熱する、などのエイズ特有の症状が現れ始めて、T細胞が減り続けるのです。するとウイルスに対抗できず、T細胞が一定水準まで減少すると、健康な人間では問題のない細菌やウイルスに抵抗できなくなり、様々な感染症を引き起こし、死に向かうのです。

HIVの感染

HIV保有者の血液、精液、膣分泌液が体内に入ると、かなりの確率でHIVに感染します。

1:輸血によるエイズ感染・・・血液には、HIVウイルスが高濃度で含まれているため、感染者の血液を適切な処理をしないまま輸血すると、感染します。

2:性行為によるエイズ感染・・・皮膚に精液、膣分泌液が付着しても、HIVへの感染確率は低いが、性行為で接触する生殖器は粘膜でウイルスが高確率で体内に進入します。

3:母子感染によるエイズ・・・「子宮内で胎盤を通じて」「産道を通る際に」「母乳による」感染の三つの可能性があります。

逆に、身体に触れたり、同じプールや風呂に入る、蚊に刺される、といった程度ではエイズになる可能性は極めて低いといえます。

エイズ検査について

エイズ検査は、保健所、医療機関、自宅検査キットなどで実施します。医療機関で検査を受けると費用がかかります。最近は保健所で無料のエイズ検査を行っています。匿名での検査が可能ですので、疑わしい症状などがある場合には早めに受けましょう。

検査では、採血でHIV抗体の有無を調査します。HIV抗体スクリーニング検査で陰性が出れば陰性が確定します。陽性だった場合には、HIV確認検査を実施します。抗体スクリーニング検査では、陰性の場合も陽性と出る可能性があるのです。確認検査で陽性が出ると、陽性が確定、つまり感染していることになります。

このエイズ検査を受ける時期ですが、うつった時期から一ヶ月程度で抗体が検出可能な場合があります。しかしウイルス感染で体内に抗体が作られるまでには人によって差がありますので、3ヶ月程度後のほうが精度の高いエイズ検査になります。

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