風邪
風邪(風邪症候群)とは呼吸器の症状を主とする感染症のことです。急性鼻咽頭炎(普通感冒)から急性喉頭炎、咽頭結膜熱、、マイコプラズマ肺炎等、インフルエンザ(流行性感冒)なども含む総称です。
風邪の感染には空気感染・飛沫感染・接触感染などの経路があります。子供のかぜの大部分はウイルスによる気道感染です。また環境因子(低湿度、気温の変化、周囲の喫煙、空気の汚れなど)、固体因子(未熟児、新生児呼吸障害、慢性の気管支疾患、先天異常など)も様々な症状を引き起こしますので注意が必要です。
風邪の症状
風邪は発熱、悪寒、脱力感、発汗、くしゃみ、咳、倦怠感、鼻詰まり、鼻水、咽頭痛、頭痛、痰、関節痛、腰痛、筋肉痛、下痢や嘔吐腹痛、食欲不振などといった症状がでます。
風邪の原因となる病原体はその数が大変多数あるとされており、種類が多いために、一度風邪に感染しても、免疫記憶がない別の風邪の病原体に感染すると、一年のうちに何度も風邪にかかる場合もあります。
体温が39度を越えると酵素の働きが鈍り、体力の低下を促してしまいますので適切な対処が必要となります。
風邪の予防
風邪を予防するにはまずは食生活を見直します。
代謝を促進し、排泄力を高めるものや、ねぎ、ニラ、長ねぎ、玉ねぎ、わけぎ、らっきょうなど免疫力が高くなるような食材、なるべく身体を温めるもの、ごほう、大根、干し椎茸、里芋、ねぎなど動物性食品と油脂から発生した老廃物を分解排除するものなどが有効となります。
最近流行の新型インフルエンザの予防にも効果があるとされているのが手洗いとうがいの励行です。人の多い所や電車などにはウイルスや雑菌などが沢山存在します。万が一それらに触れてしまっていたり、飛沫感染の予防にはやはりよく手洗いをして殺菌したり、のどのうがいが効果的なのです。
また、本来は風邪やインフルエンザにかかっている人が他人に移さないためにするマスクですが、最近はサージカルマスクやN95マスクなど、といったウイルスの進入をなるべく防ぐことが出来るものが販売されています。
十分な栄養と、睡眠も重要となります。子供さんには特に食事に注意してあげるようにしましょう。
風邪の原因
風邪をひく大きな原因は、宿主であるヒトの免疫機能が低下して、病原微生物が繁殖しやすい環境におかれることです。ヒトの免疫機能を正常にして、自然治癒力をアップするには、日常生活で食生活や習慣を改善することが必要になります。
多くの場合、風邪の原因はウイルスなので、細菌を対象とした抗生物質は効果があまりありません。また抗生物質の多用は耐性菌の発現をもたらす危険もあります。ウィルスは、鼻や喉から呼吸器に進入し感染してしまいます。
治療には対症療法しかなく、治すための薬はありません。ブドウ糖やビタミンCといった自然治癒力を助ける栄養補給が有効となります。
ライノウイルス:鼻がくずれる、普通感冒。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが主症状で、年齢を選ばない。
パラインフルエンザウィルス:インフルエンザという名称が入っているが、インフルエンザウイルスとは別のウイルス。喉頭と下気道を起こしやすい。子供がかかる場合が多いとされています。
アデノウイルス:夏に流行。プールで感染するプール熱として知られます。
RSウイルス:気管支炎や肺炎を起こしやすい。乳幼児は重症になる場合もある。春と夏の感染が多い。
エンテロウイルス:下痢を起こし易く、夏に流行します。
コロナウイルス:冬に感染しやすい。SARSはコロナウイルスの新種と言われます。
マイコプラズマ:オリンピック熱として知られる(繁殖周期が四年なため)。肺炎を起こしやすく「マイコプラズマ肺炎」とも呼ばれる。