自律神経失調症
自律神経失調症とはストレスや不規則な生活習慣などが原因で、自律神経のバランスが崩れ、結果的に身体の各器官に様々な不調があらわれたり、精神的に落ち込んだり、イライラしたりするなど、色々な身体の不調が起こり、病院で検査をしても原因が見つからない症状です。同じ症状であってもその程度に違いもあります。
性格や体質、生活習慣、ストレス度合いによって様々な要因が異なり、自律神経失調症の症状は一様ではありません。
自律神経失調症の症状
自律神経失調症は症状が重複してあらわれたり、症状が出たり消えたりする場合が多々あります。自律神経失調症の症状は人それぞれであるのが特徴です。頭痛がする、頭が重いなどという時は、まずメディカルチェックが必要です。眼の痛みや霞、見えにくいなどの症状が出てきましたら、眼科の検診が重要です。唾液の出が悪く、口が渇くような時は、唾液腺の機能低下が考えられます。
呼吸が苦しい、息切れがする、深呼吸が出来なくて苦しい、呼吸が浅いなどの自覚症状がある場合は、呼吸器科、内科の診療を受けましょう。
自律神経は全身の器官をコントロールするため、バランスが崩れると全身の機能に支障をきたして、さまざまな症状が出ます。自律神経失調症は男性よりも女性に多い病気です。女性に自律神経失調症が多いのは、女性は初潮、毎月の生理、妊娠・出産、更年期から閉経と、一生を通じてホルモンが変化し続けるためです。ホルモン変調が自律神経に大きく影響を与えるのです。
更年期障害は自律神経失調症の一種です。近年、男性にも更年期障害が起こることが明らかとなり、注目されています。男性も四十代後半になる性ホルモン減少により自律神経が乱れて、めまいや吐き気といった症状を起こすことが報告されています。
自律神経失調症の予防
自律神経失調症になりやすい体質は、虚弱体質、やせている、冷え症、低血圧などです。また真面目で責任感が強い人や、几帳面で心配性の人、内向的な人などは、ストレスの影響を受けやすいといわれます。
食事から考えると、普段からビタミンCをたっぷり摂ることが、ストレス対策になります。ビタミンB群が神経系の働きを正常に保ちますが、強いストレスが心身に続くと体内で急激に消費されます。ストレスが加わると、副腎皮質ホルモンを分泌して全身の抵抗力を高めます。この際の合成に欠かせないのがビタミンCになります。
ビタミンA群やE群も、自律神経をコントロールして、様々な症状を緩和させる効果があります。
特にカルシウムはイライラを鎮め、不眠などを解消するのに効果が有ります。
自律神経失調症の治療には薬物療法のほかにも様々な治療法があります。
一般心理療法では、心の中の混乱を、言葉や態度で整理、解決するようにします。
バイオフィードバック療法においては、外部からの刺激に対する身体の反応を示し、自分の緊張状態を自覚することで、リラックス状態を維持するする訓練を行います。
自律訓練法では一種の自己暗示をかけることで、心身の安定をはかります。
自律神経失調症の原因
気温の変化や精神的ストレスなど外からの刺激に対して、体内状態を一定に保とうとする働き(ホメオスタシス)を担うのが「自律神経」です。「交感神経」と「副交感神経」という相反する働きをする神経が自律神経には同居しています。こ2つの神経がバランスをとりながら働くことで、身体もバランスをとっているのです。
ストレスや刺激が長時間続くと、自律神経がこれを排除しようとします。そしてバランスが崩れることで自律神経失調症を引き起こします。