舌がん(癌)
舌がんとは口腔ガンの中で最も多く見られる舌にできるガンのことです。進行の早いガンであり注意が必要です。たあし自分で観察することのできる場所なので、日常的に観察する癖をつけておくとよいでしょう。「舌がん 写真」「舌ガン 画像」などといったキーワードでグーグルやヤフーなどで検索するとどういったものなのかを確かめる事が出来ます。
舌癌患者の男女比は約2:1で男性のほうが多くなっています。好発年齢は50歳代後半が多いのですが、50歳未満でも全体の約4分の1を占めており、20~30歳代の若年層でも発症が全く無いわけではありません。
舌がんの症状
初期症状の舌がんではアフタ性口内炎と間違えやすいといわれており、病態を放置していると進行ガンになってしまいます。舌がしざらざらしたり、白い斑点が見られるなどから始まり、口腔内の痛み、食べ物がしみるなどといった初期症状が特徴です。症状が進行してくると痛みが強くなり、舌の動きが悪くなったり、ろれつが回らなかったり、ものをのみ込み辛いといった症状へと変化していきます。
症状は、口内炎や外傷性潰瘍に比べて軽いのですが、舌癌は痛みや違和感の症状が持続します。また、舌がんと外傷性潰瘍では形状が異なります。
舌の側縁にできるしこりが最も典型的な舌がんの特徴です。初期症状では痛みを伴わない場合もあります。
舌は視診や触診が簡単に可能ですが、舌には白斑症や口内炎・難治性潰瘍といった類似疾患があるため、舌ガンを正確に診断するためには小さな肉片を採取し、病理組織検査により診断を確定します。
舌がんの予防
生活習慣と食生活が重要になります。 口腔内衛生に気をつけ、食事の後には歯を磨く習慣をつけるなど、細菌感染や虫歯を予防する事が必要です。また改善できる生活習慣では禁煙や禁酒、バランスのよい食生活を心がけるなどといった事が挙げられます。過度に熱いものや冷たいもの、多く香辛料が入って いるもの、高塩分食品は避けるようにしましょう。
舌癌の病期は国際的なTNM分類を用いⅠからⅣ期に大別されます。
T1:最大径が2㎝以下
T2:最大径が2㎝を超えて4㎝以下
T3:最大径が4㎝を超えて6㎝以下
T4:舌の周囲やあごの骨にまで広がっている
N0:頸部リンパ節転移を認めない
N1:3㎝以下の頸部リンパ節転移を1個認める
N2~3:それ以上の広がりをもつ頸部リンパ節転移を認める
病期Ⅰ期:T1N0
病期Ⅱ期:T2N0
病期Ⅲ期:T3N0,T1~3N1
病期Ⅳ期:T4N0~3,T1~3N2~3,M1(遠隔転移が認められる)
舌がんの原因と治療
舌がんの原因は口腔内の不衛生がということが挙げられます。またたばこも誘因の一つといわれます。化学的刺激としては、香辛料など粘膜に強い 刺激を与えるもの、高塩食品、浸透圧の強い飲食品、酸味やアルカリ分の 強いもの、石灰などを含む嗜好品など挙げられています。
頸部(けいぶ)リンパ節転移も多く、初回治療時にはなかったリンパ節転移が舌がんの治療後に出ることも多く、予後に影響します。早期に発見できれば90%は治ると言われています。
舌ガンの治療は、手術療法と放射線治療とが主に挙げられます。切除の際にレーザーを用いる施設もあります。抗ガン剤による化学療法も上記のの治療との組み合わせで行われることがあります。
癌が小さく浅い場合、舌の一部分を切除し摘出を行います。切除範囲が小さい場合には局所麻酔による、日帰手術や数日間の入院手術でも治療が可能です。進行癌では、頸部リンパ節転移を伴っていることが多いため、リンパ節と周囲の組織を含めて摘出する頸部郭清術が行われます。いずれの治療法でも高い制御率が期待できます。長期的・潜在的なリスクを考慮した場合には舌部分切除術がまずは選択されます。