肺がん
肺がんとは肺に発生する悪性腫瘍のことです。男性では、胃がんを抜いて死亡率はトップとなるほどです。
肺がんの症状
肺がんのなかでも約半分を占める腺がんには、殆ど自覚症状がなありません。しかし肺門部の癌が発症すると、それが小さなものであっても血痰やしつこい咳が出るようになります。風邪の症状と似ているため、発見が遅れるケースがあるのです。肺がん予備軍であるヘビースモーカー達は、慢性気管支炎である場合が多く、咳や痰といった症状が日常からあることが発見を遅らせる原因の一つとなります。
肺がんが進行すると、胸や背中の痛み、関節痛、吐気、めまい、頭痛、脱力感呼吸困難、発熱、しわがれ声などの症状が出ます。
肺がんの予防
上記の通り、肺ガンでは症状が出ないことが多いので、年に1回は検診を受けて早期発見する事が重要です。下記のような症状がある方は要注意です。できるだけ定期検診を受けて、早期発見する機会をもちましょう。
・咳が長期間続いている
・血痰が出る
・胸に痛みがる
・ヘビースモーカーである
・関節が痛む
・肩や首が痛い事が続く
・吐気やめまいが時々有る
・頭痛や脱力感を感じる
・食欲がない
肺がんの予防には、禁煙、癌になりやすい食品を摂取しない、ストレスをためないといったことで発がん因子を遠ざけることが重要となります。肺がんには緑黄色野菜を積極的にとることが有効です。ベータカロチンやビタミンC・Eが緑黄色野菜には多く含まれています。ベータカロチンには強い抗酸化作用があり、細胞をがん化させる活性酸素を消去する働きがあるのです。逆に動物性脂肪、加工食品、塩分の多い食品類や焦げた肉や魚といったものは、発癌を促す食品群となります。
肺がんの原因
肺がんもほかの多くのガンと同じように、色々な因子が関係して発症します。呼吸に関する要因では、自動車の排貴ガスや工場などから排出される大気汚染物質のダイオキシンなどが良く知られています。アスベストなどの有害物質もそのひとつです。とはいえ、日本人の肺がんの原因で最も危険なものは煙草です。
タバコのタールに含まれるベンツピレンという物質で、喫煙者の肺がん発症率は、非喫煙者の5から10倍に上ると言われています。煙草と密接な関連が明らかになっているのは、扁平上皮ガンと小細胞ガンです。
よくわかる最新医学:肺ガン
1 肺がんってどんな病気?(意外と身近な肺がん/病状と治療は十人十色、百人百様)
2 肺がんの検査と診断(呼吸器と肺の構造/肺がんの診断の流れ)
3 肺がんの治療(治療法の選択/手術療法)
4 再発・転移を防ぐ治療後の生活(治療後の検診/治療後の生活の注意)