子宮頸管ポリープ
子宮内腔から膣内へ出ていくまでの間は細い管状になっています。ここを子宮頸管と呼びます。この頸管部分の腺組織は他組織に比して過形成を起こし易く、頸管内へ向かってキノコ状の突起となってしまう事があります。多くは単発で発生し、数mm~数cmの大きさです。この頸管内へ飛び出してきた突起状の過形成部分を、子宮頸管ポリープと呼んでいます。
子宮頸管ポリープ対策は検査用の切除がそのまま治療となります。外来診療でポリープを根元から切除する事になります。多くの場合には、切除の後にガーゼを挿入する為、診察は翌日も必要となるようです。
子宮頸管ポリープの症状
痛みなどの症状は子宮頸管ポリープでは殆どないですが、おりものが多かったり、性交時の接触で粘膜から出血することなどがみられます。
子宮頸部の粘膜細胞が、炎症(慢性刺激による)をきっかけに増えて、茎をもったできものとして頸部から子宮の出口(腟の中)へ飛び出したものです。前述したとおり、粘膜ポリープがガン化することはありませんが、ポリープと思った腫瘍がガンである場合があるので、必ず根元から切除して、ガンでないことを確認するのが重要です。
子宮の入口の管の部分を子宮頸管と呼びます。その部位の細胞が何らかの理由(炎症の可能性あり、セックスは無関係)で増殖し、しずくのように子宮口を経由して外に飛び出してくる良性腫瘍(しゅよう)です。ポリープ自体がガン化することはありません。
子宮頸管ポリープの予防
子宮頸管ポリープは子宮頚管で細菌が感染しておこる慢性炎症や、ホルモンのエストロゲンが原因と考えられています。産婦人科を受診すればその場で診断が付いて、すぐに除去処置が行われます。
妊娠初期の流産しやすいときは子宮頸管ポリープは放置して、胎盤が完成する妊娠4ヶ月目以降に切除する場合が多いようですが、判断は医師によって異なります。
子宮頸管ポリープの概要
疾患名 子宮頸管ポリープ(しきゅうけいかんぽりーぷ)
初診に適した科:婦人科
初期診断・急性期治療に適するのは外来診療所になります。
安定期・慢性期治療に適するのは外来診療所です。
入院の必要性:外来で可能
薬物治療の目安:原病に対しては、不要なことが多い
手術の可能性:原則的に必要
治療期間の目安・予後は比較的短期(1~2カ月以内)に治癒できることが多いようです。
診断・経過観察に必要な検査は生検(細胞診を含む)となります。
外来で麻酔することなく、ポリープを根元から完全に切除、摘出することと、病理診断を正確に行うことに尽きます。ポリープに類似した腫瘍には、ナボット斑(良性)、子宮筋腫(頸管から出てくるものを筋腫分娩と呼ぶこともあります)と子宮ガン肉腫(「子宮肉腫」の項参照)があります。したがって、患者さんの立場からは摘出したポリープの病理診断を必ず確認することが大切です。
子宮頸管ポリープの切除が不完全な場合には、1-2年以内に前回と同様のポリープが再発する事があります。完全切除した場合にも再発の可能性がありますが、この場合の子宮頸管ポリープは良性です。