脱水症状
熱中症などでおこる脱水症状とは体内の水分量が不足した状態のことで、水分喪失量に対して水分摂取量が不足することで発生します。成人の場合には体重の約60%、子供や幼児では体重の約80%以下に減少した状態のことです。
脱水症状に最も適した電解質飲料のランキング脱水症状の症状
脱水症状は発熱や下痢と嘔吐などを伴います。初期症状では頭がボーっとしたり、ほてりを感じたりする場合が多いようです。
下痢や嘔吐は食中毒、ウイルス性の腸炎やコレラなど、急性の消化器疾患の症状でもありますが、どちらも体内の水分を放出するために、さらに脱水症状を悪化させる危険性があります。いわゆる電解質が減少するために、まずは電解質の補給が最重要となります。
脱水症状には下記の三つに分類されることが多くなります。
・低張性脱水 :これはナトリウムが多く失われる塩類欠乏性の脱水症状です。
・高張性脱水 :これは水分が多く失われる水欠乏性の脱水症状です。
・等張性脱水 :これは水分とNa欠乏とがほぼ同じ割合で起こっている混合性の脱水症状。
脱水症状の予防
クーラーなどで体にあった温度状態に室温をあわせる必要があります。我慢しない程度の温度にしておくのがベストです。脱水症状かなとおもったら、検温するとともに脇の下などに手を入れて皮膚が乾燥しているかを確かめるとよいでしょう。
水分が体内に一度に吸収される量は、250ml程度とされています。1リッターもの水分を一気に補給してもそれ以上は尿として対外に排出されてしまいます。一日の総量で3リッター程度を目安にこまめに給水する必要があるのです。
のどが渇いているときに「トイレに余り行きたくないなあ」と水分補給を故意に制限するのは間違い。脱水症状はからだが自然とシグナルを発しているのです。
治療について
重症化している患者は脱力感や眠気、頭痛などを起こします。この場合には病院で点滴による水分補給を受けないとならない場合があります。高齢者や赤ちゃんなどの乳幼児、子供でも死にいたる症状であり、緊急性を要します。子供や高齢者が呼びかけに応答しないなど反応が乏しいときは、すぐに医療機関へ搬送しましょう。
状態が軽症の時には通常は水を飲むことが一番の治療法です。水分補給は、出来うる限り体液に近い濃度の電解質が含まれているものにします。吸収されるスピードが早いためです。少量の食塩(ナトリウム)を混ぜるのがよいでしょう。ミネラルなどを含んだスポーツドリンクも大人であれば問題ありませんが、子供の場合には避けた方が懸命です。温かい飲み物に比べ、冷たい(10度程度)方が体内への吸収が速やかに行われることも覚えておいて損はありません。
脱水症状の原因
夏ではなくても脱水症状は起こりえます。原因はどんなものがあるのでしょうか?
・発汗や不感蒸泄の増加・発熱、高温下に長時間さらされるなどの原因があります。
・水分の摂取不足・・・意識障害、強度の衰弱、神経系の障害、渇中枢の感受性が低下している高齢者に多い原因です。
・消化液の喪失・・・下痢や嘔吐などによって消化液中の電解質が喪失してしまうことが原因
・腎疾患・・・尿崩症、腎不全やアジソン病などが脱水の原因となります。