中耳炎
中耳炎とは急性中耳炎のことです。真正細菌が中耳に感染して急性の炎症を起こす疾患のことです。耳管経由で真正細菌に感染し、鼻やのどの主に急性炎症が中耳に及ぶ状態です。
中耳炎の症状
中耳炎は耳痛、発熱、伝音性難聴、耳鳴、耳漏が主要な自覚症状となります。鼓膜が充血し、重症例では穿孔する状態となります。38度以上の熱がでたり、耳だれを伴うなど、症状が重症化すると「抗生物質」を服用して、体内の細菌を取り除く必要があります。
子どもは耳管が大人に比べて短く、傾斜がなだらかなので、細菌が中耳に入り込みやすいので、「中耳炎」は小学生低学年くらいまでの子供に多くなっている疾患です。症状が軽い場合は「解熱剤」などで熱を下げ、体調の回復と共に治癒する事がおおいです
滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)の場合は三歳から七歳くらいのこどもに多く、長期間の通院を要することもある病気になります。耳の穴から入ってものではなく、中耳の炎症によってしみ出てきた液体が、鼓膜の奥(中耳)にたまった状態です。多くの場合、急性中耳炎に引き続いて、滲出性中耳炎になります。
中耳炎の予防
中耳炎は子どもに多い病気で、放置しておくと慢性化して難聴を引き起こすこともあります。
慢性中耳炎とは?:急性中耳炎が治りきらない状態でいると、鼓膜に孔が開きます。このままの状態にしておくと、再び中耳炎が発生した場合に、中耳に溜まったものが耳だれとして外へ出てきます。この症状を「慢性化膿性中耳炎」と呼びます。鼓膜に孔があいているため、難聴になる場合が殆どです。
急性中耳炎を予防するにはふだんから鼻をかみ、鼻腔の通気性を良くしておく必要があります。風邪を引いた場合には、鼻腔の細菌が中耳へたどり着かないようにする為に、こまめに鼻をかむようにした方がよいのです。
またいつも耳を清潔にしておき、風呂やプールで水が耳に入った場合には、耳から水をきちんと出す必要があります。早期発見すれば治療効果は高いので、年に一回は検査を受け、急性及び慢性中耳炎の症状がでた時は早めに耳鼻科を受診して医師の診断を受けるようにしましょう。
中耳炎の原因
・経耳管性:中耳は耳管によって咽頭と連絡しているが、鼻腔や上咽頭に感染が起こることで、起炎菌が中耳へと侵入する。乳幼児では耳管が成人と比べて短く、内腔が太い上に水平に近いので中耳に細菌が侵入しやすい。乳幼児に急性中耳炎が起こりやすいのもこのためである。起炎菌は5歳以下ではインフルエンザ菌が、それ以後は溶血性連鎖球菌や肺炎球菌が多い。
・経外耳道性:外耳道と中耳は通常鼓膜で隔てられているが、鼓膜穿孔によって細菌が直接中耳に侵入したり、鼓膜に感染した後中耳に波及することがある。頻度は少ない。
・血行性:猩紅熱、ジフテリア、インフルエンザなどの感染症で血行性に感染することがある。まれではあるが、一般の中耳炎に比べ重症になりやすい。
風邪で中耳炎になるのは耳管経由で炎症が中耳に及び易いからです。中耳炎症の原因となる喉や鼻の炎症も風邪と共に治療しなくてはなりまん。薬による治療をまず行い、これに効果がなければ鼓膜切開や鼓膜チューブ留置を行います。繰り返しながら治癒まで数年を要する場合もあります。初期症状が軽いからといって放置せずに、根気よく治療をする必要があります。