はしかの症状と予防接種
はしかが流行しています。症状と予防接種についての説明。
はしかって?
麻疹とかいてはしかと読みます。はしかの症状はまず最初に結膜炎、鼻炎、咳などに現れます。熱が出ますが、いったん症状は収まることが多いようです。その後、発疹症状がでて再度熱があがります。発疹は前額から耳介後部顔面、体幹、四肢へと症状が広がっていきます。
この症状は3日から5日程度続くことが多いようです。褐色に色素が沈着するころになると、徐々に解熱へと向かいます。はしかの症状は10日前後も治るまでにかかります。
はしかの感染
はしかは伝染性の強い病気です。飛沫感染(空気感染)が多いといわれ、ウイルスが体内に潜伏してすぐには発症しません。そのはしかウイルスを貰ってから症状が現れるまでの潜伏期は約10から12日程度となります。前述の熱が上がりだすのがこの頃です。発疹がでてから24時間までははしかウイルスの感染力が強いので、この頃に接触すると伝染する可能性が高くなります。
はしかの症状として、発疹は非常に強く出て発熱も強いですが、死亡などにいたる率は低いのです。しかし合併症状として急性中耳炎、肺炎、脳炎、喉頭炎などを併発する恐れが有りますので注意が必要です。また稀に重症出血性麻疹などにかわる場合もあるようです。日本でも年間約50人の子がはしかで命を落としています。
はしかの予防接種
以前は麻疹(はしか)の予防接種は学校などで強制的に受けていました。しかし現在はしか予防接種は任意となっています。これが今年のはしかの流行の原因ともいえます。
この為、予防接種率は以前より低迷して75%程度と言われています。はしかワクチン予防接種における副反応は殆ど無いものの、 予防接種率の低下に加え、ワクチンで生涯免疫が不完全と示唆される場合があります。(1回のワクチンでは生涯免疫が出来にくい)成人麻疹が増加傾向にあり、最近では成人になってからのはしかワクチン接種が望ましいとわれています。
子供のはしか
1歳を超えれば出来るだけ早く(1歳未満でも流行のあるときや、保育所などに入園させるときは)積極的に予防接種を受けた方がよいでしょう。抗体を持っている母親からの免疫は、生後3、4ヶ月程度までは有効ですが、その後は徐々に減少し、生後8ヶ月以降になるとほぼ無効となってしまいます。実際に麻疹(はしか)にかかる率が高くなるのはこの頃のようです。
はしか予防と治療
はしかには特別な治療法はありません。ワクチンの予防接種以外には予防策もあまりないのです。症状に応じて、せき止めや解熱剤などを使用します。脱水症状や、ビタミン欠乏症状になりやすいので、水分や栄養の補給に気をつけましょう。また、細菌の二次感染を引き起こしやすいので、抗生物質を服用することになります。